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本覺寺

寺史

子歳観音

本覚寺は霊場の七番札所として、如意輪観世音菩薩さまをお護りしています

霊場と言えば、四国八十八箇所霊場などが代表的ですが、日本の各地には小さいながらもその地域に根差した信仰を集めている霊場が数多くあります。
その1つが現在の横浜市、川崎市、町田市の三十三ヶ寺からなる観音霊場、「旧小机領三十三所観音霊場」です。
この霊場は12年に1度のみ、各寺院秘仏の観音様の御開帳をする慣わしで、それが必ず子歳にあたることから別名「子歳観音」と親しみを込められて呼ばれています。
本覚寺はこの霊場の七番札所となっており、多くの願い事を叶えてくれるという如意輪観世音菩薩(にょいりんかんぜおんぼさつ)さまをお守りしております。

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扉を閉めた如意輪観音さま

霊場の歴史

この霊場の始まりは、徳川八代将軍吉宗の時代にさかのぼります。
滝野愛勝という熱心な観音信仰の人が、かねて念願する三十三観音霊場の創設を現在第三十三番目の法昌寺に図ったところ、現在第一番の泉谷寺の協力を得て、霊場の草案が立てられたました。
そうして法昌寺・泉谷寺の和尚らは旧小机領内の寺々を巡り、霊場に適する寺に霊場創設を勧奨し、享保17年、ついに幕府の許しを得、小机領三十三所観音霊場の開創を見るに至りました。
この霊場の開創によって、近隣の善男善女は大いに歓喜して、巡礼納札する者は日増しに多くなり、札所は大層賑わったそうです。
この霊場札所巡りは現在に至るまで脈々と受け継がれ、前回平成二十年の開帳には延べ一万人もの巡礼者で賑わいました。
次回のご開帳は平成三十二年四月となります。     

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平成八年に行われた子歳観音本覚寺参拝団

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平成二十年度、本覚寺参拝団(於王禅寺)